大学図書館の活動と今後

大学図書館では、次のとおり、多様な機関と連携して活動しています。

『NACSIS-CAT』と『NACSIS-ILL』

大学共同利用機関である「国立情報科学研究所」(National Institute of Informatics:NII)が運用する『目録所在情報サービス』に参加、『NACSIS-CAT』と『NACSIS-ILL』を展開しています。

 

前者は、分担目録作業で、新着図書を受受納した際、所在を『NACSIS-CAT』に登録するもの。後者は、自他の大学による資料の提供・取り寄せを任務としています。

 

ハイレベルな論文を廉価に提供する『SPARC JAPAN』

1990年代に顕在化した大手出版による学術書の高騰に対抗するため、高レベル、かつ、廉価な学術書を創出する『SPARC JAPAN(国際学術情報流通基盤整備事業)』(Scholarly Publishing and Academic Resources Coalition:SPARC)の活動を行っています。

 

電子ジャーナルの利用

「独立行政法人科学技術振興機構」(Japan Science and Technology Agency:JST)では、1999年以降、国内の科学技術関連の学術団体に対し、電子ジャーナル発行を推進するだけでなく、投稿から査読、審査までオンライン化するするシステム「J-STAGE」(Japan Science and Technology information AGgregator、Electoronic:J-STAGE」として展開中。

 

「J-STAGE」では、ノーベル医学・生理学賞 山中伸弥博士の論文も提供されています。

 

学術機関リポジトリ(学術研究の相互利用のための電子格納庫)

「学術機関リポジトリ」は、科学技術・学術審議会による「大学図書館を、情報発信のための窓口に」との提言を受け、大学図書館が中心となって、論文など学術資料の電子アーカイブ化を進めてきたもの。

 

2009年には、リポジトリに蓄積された論文を横断的に検索できる「学術機関リポリトジポータル」がスタートしました。

 

大学図書館の今後の課題

大学図書館の今後の課題としては、差し当たり「機関リポジトリ」への対応が迫られています。

 

一方、大学図書館の豊富な情報資源や資料を生かして、学力不足が言われる新入生に対する基礎的教育のため、また、複数の学生による活発な議論のための「ラーニングコモンズ」など、場としての活用も、重要視されています。