図書館の業務モデルPart.1

図書館の業務体系の一例をご紹介しましょう。

 

図書館長をトップに、資料の受け入れ、和書、洋書、雑誌、目録などの担当者が属する「整理部門」、閲覧、レファレンス、ILL(相互賃借サービス)、文献複写、ネットワーク、貴重書などの担当者が属する「奉仕部門」、総務、人事、施設、システムなどの担当者が属する「管理部門」、の設置が一般的となっています。

 

図書館業務の仕組みは、は、環境から取り込んだものを、再び環境に戻す「オープンシステム」。取り込みは「入力」(Input)、結果を環境に戻すことは「出力」(Output)と呼ばれ、これらに加えて、細かく分かれたサブシステムから構成されたトータルシステムが成立しています。

 

「入力」とは、購入や寄贈による蔵書(図書館資料、Library materials))の増強、雑誌や白書・年鑑などの定期刊行物や、不定期に刊行される逐次刊行物、レコードやCD、CD-ROM、DVD-ROM、希少な資料を収めたマイクロフィルムやマイクロフィッシュなどのマイクロ資料の収集となっています。

 

これらの、実体のあるモノに対して、近年、激増したインターネットサイトからの“カタチのない”情報の取り込みは、「ネットワーク情報資源」と呼ばれ、図書館資料とは異なることから、資料とネットワーク情報資源を組み合わせた「図書館メディア」の呼称がつけられました。

 

以上の2種を合わせて、現在では、「図書館情報資源」という呼び方も生まれましたが、いずれ、適切な呼称に落ち着くと考えられています。

 

一方、「出力」は、図書館側の業務である収集・組織化・保存・提供という「入力」に対して、利用者に提供されるサービスを指すもの。提供されたサービスによって、利用者が新鮮な「第2の知識」を得たり、アイディアが閃いたり、読書というリクリエーションを楽しんだり、などの結果を得ることができるもの。

 

利用者が、図書館で得た情報や知識をレポートや作品などに昇華させることも、「出力」となります。